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【完全解説Part3】「家庭の蓄電池がお金を生む?「需給調整市場」とは?
押さえておきたいポイント
「auでんち」のような無料蓄電池サービスが成立する裏側には、これからの電気代を左右する最重要キーワード「需給調整市場」の存在があります。今後の蓄電池ビジネスを理解するために、以下の重要なポイントとなります。
■電気そのものではなく「調整する能力」を売買する市場
電気は基本的に「作った瞬間に消費」しなければならず、需要と供給のバランスが崩れると大停電に繋がります。
このバランスを保つための「電気を調整する能力(=調整力)」を取引する場が、2021年から始まった「需給調整市場」です。ボタン一つで瞬時に充放電を切り替えられる蓄電池は、この市場において非常に有利な存在です。
■2026年4月から「家庭用蓄電池」も市場参加が可能に
これまでは大規模な発電所や工場しか参加できませんでしたが、2026年4月の制度変更により、家庭用蓄電池のような「小さな電源」も市場に参加できるようになりました。
ただし、各家庭が直接取引するわけではなく、「アグリゲーター」と呼ばれる管理会社が複数の家庭の蓄電池を束ねて運用し、出た利益の一部を家庭に還元(または設備費用に充当)する仕組みです。
■太陽光の「売電」とは別物。収益化の注意点
蓄電池による市場への参加は、発電した電気を固定価格で買い取ってもらう「売電」とは全く異なります。蓄電池の性能やアグリゲーターとの契約条件、市場価格の変動によって得られる利益は大きく変わるため、「年間〇〇万円の収入を得る」といった断言には注意が必要です。また、過去の太陽光発電(FIT制度)のように、将来的にルールの変更で収益性が下がるリスクも理解しておく必要があります。
■まとめ
家庭の蓄電池は「自分のためだけに使うもの」から、需給調整市場を通じて「電力網全体の安定に貢献し、対価として還元や収入を得る資産」へと役割が大きく変化しています。
「今がおいしい」といった甘い情報に飛びつくのではなく、この構造変化やリスクを正しく理解しておくことが、これからの10年で損をしないための第一歩です。
需給調整市場のさらに詳しい仕組みや具体的な考え方については、ぜひ動画本編にてご確認ください。
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